回復期リハビリテーション病棟

概要

 患者様の『日常生活動作(ADL)の向上』および『寝たきりの防止』と『家庭復帰』を目的とした集中的なリハビリテーションを行うための専門の病棟です。退院後より良い生活が送れるよう患者様に関わる全てのスタッフが統一したアプローチを行っております。

適応疾患

疾 患 発症から入棟までの
期間
1.脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後
 脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎
 多発性硬化症の発症もしくは手術後
 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害
 重度の頚髄損傷・頭部外傷を含む多発外傷
2ヶ月
2.大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の骨折もしくは手術後 2ヶ月
3.開胸・開腹術後 2ヶ月
4.大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の神経、筋、靭帯損傷後 1ヶ月

※詳しくは当院入院係りへお問い合わせください。
※平成18年4月1日より対象疾患の定義に変更が御座いますので、ご確認ください。

主な取り組み

訓練

日常生活動作訓練病棟訓練

カンファレンス・回診

リハビリカンファレンス病棟カンファレンス
ウォーキングカンファレンスリハビリ回診
装具回診摂食・嚥下カンファレンス
摂食・嚥下回診

在宅復帰に向けて

退院前カンファレンス家屋訪問

●日常生活動作訓練

 病棟にはADL訓練室が設けてあり、在宅生活を想定した訓練をリハビリスタッフが行います。台所では一人暮らしや主婦の方のために調理訓練を実施します。浴室では実際にお湯を溜めての入浴動作訓練を実施し、畳では和式生活で必要な床からの立ち上がり等を訓練していきます。また、ご家族が宿泊しての模擬外泊訓練も実施しています。

ADL室全体

キッチン

環境設定された浴室

床上動作練習

●病棟訓練


排泄動作訓練場面
リハビリスタッフが病棟スタッフに病棟でできる訓練を伝え、リハビリ以外の時間帯に起立訓練や車椅子駆動訓練・排泄動作訓練等を病棟スタッフが実施しており ます。リハビリスタッフ・病棟スタッフと共に互いに連携をとりながらADL能力向上に努めます。

●リハビリカンファレンス


リハカンファレンス風景
医師を中心として看護師・リハビリスタッフ・栄養士、医療相談員等が集まり、治療方針や退院後の生活を見据えた関わりを全スタッフが統一できるようにカンファレンスを実施します。

●病棟カンファレンス


病棟カンファレンスでの移乗動作場面
患者様の介助方法の確認を行い、全スタッフが統一した介助ができるようにカンファレンスを実施しています。全スタッフが統一した方法を行うことで、退院後安全な動作が習慣化できるよう実施します。

●ウォーキングカンファレンス


ウォーキングカンファレンスでの
歩行状態の伝達場面
当院では、患者様の日常動作訓練中等に情報を頻回に伝達するようにしています。患者様のできる動作の伝達を随時行うことで、早期自立へと継げることができるようにしております。

●リハビリ回診


リハビリ回診風景
リハビリ室に医師、看護師、リハビリスタッフ、医療相談員等が集まり、患者様の動作を経時的に確認しながら、治療方針の検討を行っています。また、退院後よリ良い生活が送れるように患者様に関わる全スタッフが統一したアプローチができるように取り組んでおります。

●装具回診


装具回診風景
患者様の生活がより安全に行なえるように装具処方を行ないます。
医師、理学療法士、義肢装具士等が患者様の状態を確認しながら、装具の選定を行なっております。当院は15種類のテスト用装具を常備しており、作製装具が決定するまで使用し最適な装具が提供できるように取り組んでおります。

●摂食・嚥下カンファレンス


摂食・嚥下カンファレンス風景
医師を始めとする多職種が定期的に集まり、摂食・嚥下障害の患者様の現状や問題点の確認、嚥下訓練方針の検討を行います。

●摂食・嚥下回診


摂食・嚥下回診風景
医師と共に嚥下機能の評価や訓練方針を検討します。また必要に応じて他職種も参加し、今後のプラン(訓練内容や目標等)を検討していきます。

●退院前カンファレンス


退院前カンファレンス風景
本人様・ご家族に退院後担当となるケアマネージャーから今後のサービス方針をご説明させていただきます。当病院スタッフも参加し現在の状況報告を交えながら最適なサービスが提供できるように努めております。

●家屋訪問

 退院後、より安全に生活して頂くために、『家屋調査(入院から1ヵ月後)』『退院前訪問指導(退院1ヶ月前)』 『退院後訪問指導(退院から1ヵ月後)』の3回ご自宅の方へ伺っております。

上がり框の確認等
【家屋調査】
○1回目(入院から1ヵ月後)
段差等の家屋の状況を確認させていただきます。
また、家屋状況に合わせて訓練プログラムを立案し、在宅に近い環境下での訓練を実施していきます。

トイレ内の手すりの設置位置検討等
【退院前訪問指導】
○2回目(退院1ヶ月前)
患者様も同行していただき、実際にトイレや入浴等の動作を確認しながら手すりの位置や福祉用具の検討を行ないます。

退院後の生活状況の確認
【退院後訪問指導】
○3回目(退院から1ヵ月後)
在宅で生活をされて困った所や疑問をお聞きし、少しでも動作が行ないやすいようにアドバイスをさせていただきます。