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SINCE 2004 Sep.

経腸栄養法

経腸栄養法の利点

・消化管の形態と機能の維持
・Bacterial translocationを抑制
・経静脈栄養よりコストが低い
・合併症の発生率が低い

経腸栄養法の禁忌

絶対禁忌

 ・完全腸閉塞
 ・腹部膨満を伴う小腸閉塞
 ・消化管で栄養素の吸収が全くできない場合

相対的禁忌

 ・短腸症候群
 ・難治性嘔吐
 ・重篤な下痢
 ・食物摂取後の激しい痛み

経腸栄養法の分類

持続的経鼻胃経管栄養法(NG法)
経皮的内視鏡的胃瘻増設術(PEG)
間接的間欠的口腔食道経管栄養法(OE法)

経鼻胃経管栄養法(NG法)

NG法の利点

挿入に侵襲性が低い

NG法の欠点

鼻咽頭の損傷や刺激がある
誤嚥の発生リスクが高い
偶発的なチューブ抜去事故の発生
内径が小さい

経皮的内視鏡的胃瘻増設術(PEG)

PEGの適応

脳血管障害、神経筋疾患などのため嚥下障害、摂食困難な例
痴呆などのため自発的摂食できない例
頭部、顔面外傷のため摂食困難な例
クローン病などの炎症性腸疾患
経鼻経管留置に伴う誤嚥を繰り返す例

PEGの禁忌

重篤な合併症や出血傾向のある例
咽・喉頭、食道、胃噴門部などに通過障害がある例
胃手術後
多量の腹水
極度の肥満

間欠的口腔食道経管栄養法(OE法)

OE法の利点

注入時以外は違和感なし
美容的に優れている
注入時間の短縮(20〜40mL/分)
生理的食塊の流れに近づく→胃食道逆流・下痢の減少
間接的嚥下訓練としての意味あり
満腹感を得られる

OE法の欠点

食道内逆流ある場合は不適応
軟口蓋反射や咽頭反射の強い症例は挿入困難
介護者の手間がかかる

経腸栄養剤

経腸栄養剤の選択

医薬品 消化態栄養剤
半消化態栄養剤
疾患別栄養剤
食品 一般用
疾患別

消化態栄養剤(成分栄養剤)

栄養素が加水分解されているため、消化吸収が容易である

適応

  ○炎症性腸疾患(クローン病など)
  ○膵機能不全
  ○吸収障害
  ○短腸症候群
  ○早期経腸栄養
  ○放射線性腸炎など

半消化態栄養剤

3大栄養素が完全な状態で含まれているため、消化されなければならない

適応

  ○消化管が完全に機能している場合
  ○正常な吸収が可能な場合
  ○正常な消化が可能な場合

疾患別栄養剤(COPD)

プルモケア
  ○高カロリー濃度
  ○脂肪含量の増加
  ○炭水化物の減量

疾患別栄養剤(糖尿病)

グルセルナ
  ○炭水化物含量の減量
  ○一価不飽和脂肪酸の強化
  ○食物繊維の添加

疾患別栄養剤(腎不全)

リーナレン
  ○蛋白質含量の減量
  ○脂肪含量の増加
  ○高カロリー濃度
  ○電解質含量(P、K、Na)の減量

疾患別栄養剤(下痢)

ジェビティ
  ○水溶性食物繊維、非水溶性食物繊維を含有
  ○フラクトオリゴ糖を含有

経腸栄養剤(食品)成分表を表示


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